子どもが作る町ミニたまゆり ロゴ.ai

11回ミニたまゆりは、2月6日(土)・7日(日)
10:00~16:00の開催です。
今年度のミニたまゆりの受け付けは締め切らせていただきました。
なお、申し込みをしていない方は、当日入場できませんので、ご了承ください。






4月23日(土)ベトナム版、ミニたまゆりが、
開催されることになりました。
詳しくは、こちらをご覧ください。



ミニたまゆりとは?

かんばん屋さん

子供が作る町「ミニたまゆり」

 「ミニたまゆり」は ドイツのミニ・ミュンヘン子どものまちを参考に、川崎市麻生区にある田園調布学園大学が地域の子どもたちのために開催するイベントです。ミニたまゆりに参加した子どもたちは、自分たちの力で町を運営します。町には、市役所・銀行などの公共施設、様々な製品を製作する工場や食事を提供するお店、ボーリング・射的などのゲームを楽しむための娯楽施設など様々なお店(仕事)が用意されており、子どもたちは自分の好きなお店で仕事に従事します。仕事を体験した子どもたちにはお給料が支払われ、税金を徴収し残ったお金で、買い物・食事・ゲームに参加するといったサービスを受けることが出来ます。子どもたちは、このような町作り体験を通して労働の喜び、お金の大切さなど、社会のしくみを楽しみながら学びます。
「たまゆり」の名称は、本学が位置する多摩地域や学生がよく利用するたまプラーザ駅と新百合ケ丘駅の名前から名付けられました。

主役は子供たちです

 町の住民になれるのは、5歳の幼児から15歳までの子供だけです。大学生や大人達は、子供たちの仕事の様子を見守るのが役目であり、必要以上の手助けはしません。町のルールを決めたり新しいお仕事が必要になった時などなど、子供独自の自由な発想で町を自主的に運営していきます。
 大学のサポートスタッフは、地域の住民と協力して計画・準備・資金調達・子供会議の開催・広告宣伝活動・開催後の成果分析・報告等などを担当しています。

多摩探検隊「ミニたまゆりに行ってみよう!」

ミニたまゆりのルール

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地域通貨 ユリー

ミニたまゆり通貨「ユリー」

  ミニたまゆりの町の中で買い物をするには、「ユリー」という単位の地域通貨を利用します。
1時間お仕事をすると、銀行で8ユリーの給料が支払われます。銀行の隣にある税務署で税金として4ユリーを納めた後、残った4ユリーを買い物や遊びに使います。
 今年のユリーのデザインは、子ども会議の参加者から募集したイラストを元に作成しています。子ども達の応募作品から、次の3つの作品が選ばれ、これらの作品を元に大学生の実行委員がユリーのデザインを作成しました。

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ミニたまゆりの税率について

  ミニたまゆりの税率は、なんと50%! 参加者のアンケートを見ると、多くの方々から税金が高すぎるとの意見をいただいています。しかし、第1回目から1時間働いて手元に残るお金が4ユリーという金額は一切変わっていません。第1回のミニたまゆりでは、1時間6ユリーと公表していましたが、実際に銀行で支払われる金額は2ユリーの税金を差し引いた4ユリーでした。第2回目では税金を納めるリアルな体験をさせたいという事で、1時間6ユリーを支払い、税務署で33%の税金(2ユリー)を納めるようにしましたが、小学校低学年には33%の税金を計算するのが難しく、税務署でのトラブルが発生しました。これらのトラブルを解消するために、1時間8ユリーの給与を支払い、その半分を税務署に収めるという今の方法が定着したのです。

お仕事体験

お仕事するってどんな気持ち?

「ミニたまゆり」では、たくさんの種類の仕事を用意しています。子ども達は、「職業案内所」で紹介されている仕事の中から、体験してみたい仕事を選んで、実際に働きます。仕事の種類は、お好み焼き・焼きそば・わた飴・カレー・クレープといった食べ物屋さん。工務店・紙すき・かばん屋・風船・ビーズアクセサリーなどの製造業などが用意されています。作った食品や商品は、そのまま店頭に並べられ、お客さんに販売されます。

小学生以下の児童でも体験できる簡単な軽作業も用意されており、小さなお子さんでも気軽に参加できます。                

30分以上お仕事をすると、ユリーと呼ばれるお金がお給料として支払われます。「ミニたまゆり」での買い物はユリーを使って行います。欲しい物を買いたいなら、沢山働いていっぱいユリーを貯めてください。

お仕事一覧

グループ名 内容  店舗名
公共 町の住民になるための市民登録や職業案内・銀行などの市民の窓口になる施設が用意されています。その他にも、市役所・警察・清掃局など市民の生活を支え、暮らしやすい町を作るための仕事がたくさん用意されています。公共の仕事で支払われる給料は、税務署で集めた税金から支払われます。
市民登録・職業案内・カード返却・銀行・税務署・テレビ局・新聞社・市役所・工務店・清掃局・警察・インフォメーションセンター・声優体験・アナウンサー体験 
制作 子ども達の力でプラバンやパズル・ミサンガなどの小物を製作します。製作物は隣に併設された販売所で販売されます。自分で作成した小物を持って帰る事は出来ませんが、販売所で自分の作品をユリーで購入することができます。
紙すき・小物入れ・しおり・ちぎりえ・エコバック・ぬり絵・びゅんびゅんゴマ・紙ビーズ・サングラス・ミサンガ・プラバン・名刺・シュシュ・福祉考房・販売店
遊び 自分で稼いだユリーを使って、色々な遊びが体験できる店舗がそろっています。ゲームなどで遊んだあとは、その得点に応じて駄菓子などの景品がもらえます。射的の鉄砲や輪投げの輪・魚釣りの魚のイラストなど、店舗で必要な部材は、子どもたちが自分の力で用意します。 ヨーヨー釣り・1円玉落とし・スーパーボールすくい・魚釣り・ボーリング・モグラたたき・輪投げ・射的・チョコつまみ・的あて・缶つみ・ストラックアウト・ネイルサロン
食事・デザート 子ども達が用意した食事やデザートを販売する店舗が多数用意されています。衛生面を考え、多くの店舗では、学生食堂で調理済みの食材を子どもが盛り付けしてお客さんに提供しています。 また、唯一保護者の方が楽しめるお店としてパン屋を用意し、菓子パンなどを100円で販売しました。 ポップコーン・カレー・うどん・トン汁・フライドポテト・フランクフルト・焼そば・フルーツポンチ・綿菓子・飲み物・クレープ・ケーキ・ドーナッツ・駄菓子・パン屋
イベント 食堂に設置されたステージで定期的に行われるゲームや発表会などのイベントです。今年度の新しいイベントとして全日空(ANA)主催のANA航空教室や株式会社遊びの森主催のダンス教室が開催されました。また、余ったユリーを有効的に消費するための仕組みとして、エコバザーを開催しました数多くの子供用お品が寄付され、集まった商品はユリーで販売されました。 音楽演奏・模擬裁判・市議会・紙芝居・じゃんけん大会・○×クイズ・ビンゴ大会・宝くじ・起震車・パトカー乗車体験・エコバザー・



子ども会議

お兄さん・お姉さんと友達になろう!

「ミニたまゆり」には、毎年様々な年代の子供たちが沢山参加します。年上のお兄さんやお姉さんと一緒にお仕事をしているとちょっぴり大人になった気がします。また、他の学校の子供たちと友達になるチャンスです。色んなお仕事に挑戦して、友達をいっぱい作りましょう。
 本格的に、町作りに参加したいと思う子どもたちは、子ども会議に参加してください。毎年10月から月1回のペースで子どもたちを大学に招いて「子ども会議」を開催しています。子ども会議では、大学生や地域の大人スタッフが司会者となり、子どもたちと一緒に新しい町のルールやお店を考えたり、料理を作る練習やお店の接客の練習・イベントに必要なカンバンや飾り付けの作成といった準備を行います
 毎回100人近くの子どもたちが参加し、子ども独自の斬新なアイデアを発想してくれます。子ども会議に参加して、料理や接客の方法を覚えた子どもたちは、「ミニたまゆり」本番では、子どもたちのリーダーとして活躍し、自分たちが考えたルールや学んだ事を、別の子どもたちに指導します。

ミニたまゆりの沿革

第1回 2005年11月

学園祭と同時開催
酒井ゼミの学生と数人の教員で運営
2日間で500人の参加

第2回 2006年8月

4日間で2000人の来場者
消防署・警察署・地域通貨たま・市民
プールなどの協力を得る

第3回 2008年3月

3日間で3000人の来場者
川崎市阿部市長が視察に訪れる。以後
毎年ミニたまゆりに参加している

第4回 2009年2月

2日間で2000人の来場者
地域福祉学科1年の必修行事となる
川崎FMによるラジオPRを開始

第5回 2010年2月

地域交流センターが設立
同センターの担当行事となる
前日に大子ども会議を開催
人間福祉学部1年の必修授業となる

第6回 2011年2月

市議会が開催され市民の声から町の公
約が決まる
模擬裁判が開催される
テレビ神奈川で特集が放映される

第7回 2012年2月

神奈川県黒岩知事が視察に訪れる
アナウンサー・声優体験の仕事
起震車・消防車・パトカー・非常食体験など、区の協力店舗
JAセレサ川崎からの食材の寄付
ケーブルTVJ:COMで特集番組が放送される

第8回 2013年2月

ANA航空教室・遊びの森協賛企画
エコ・バザーの開催
ミニヨコハマ店舗キッドの展示
Twitterの活用